snmpで取得できる情報を元にcactiのグラフを生成する方法 【グラフ作成準備編】
前回はスクリプトを作成し、SNMPで取得できる情報を元にQNAPのディスクステータスを取得するところまで出来ました。
前回の記事はこちら
今回は取得した情報を元にグラフを生成するための準備をします。
スクリプトで取得できる情報が下記だったので、その情報をcactiで取得します。
「Data Input Methods」 の追加
左メニューのCollection Method内にある「Data Input Methods」画面の右上「Add」から新規作成します。
各項目はとしては下記のようにします。
そして「Create」すると同じような画面で「Input Fields」と「Output Fields」が増えます。
まず、Input Fieldsに下記の2項目を作成します。
ipの例
次にOutput Fieldsに下記の4項目を作成します。
hd1statusの例
以上を追加した結果、下図のようになればOKです。
続いて、「Data Templates」の作成をおこないます。
左メニューのTemplates内にある「Data Templates」画面の右上「Add」から新規作成します。
各項目はとしては下記のようにします。
すると、Data Source Itemに「Output Field」が追加されているので、
これを「hd1status – hd1status」に変更してSaveします。(既に設定されていたらそのままでOKです)
続いて、「Data Source Item」の右側にある「New」をクリックすると、
「ds」という名前新しいData Source Itemが追加されます。
今度はこの「ds」に下記の通り設定します。
入力が完了したら、Saveをすると入力内容が反映されます。
同様に、hd3status、hd4statusも作成します。
最終的に下図のようになればOKです。
以上でグラフを作成する準備が出来ました。
次回、実際に取得したデータを使用してグラフを作成します。
前回の記事はこちら
今回は取得した情報を元にグラフを生成するための準備をします。
スクリプトで取得できる情報が下記だったので、その情報をcactiで取得します。
# sh /var/www/cacti/scripts/QNAP-DiskStatus.sh 192.168.0.10 public ←スクリプト実行
hd1smart:1 hd2smart:3 hd3smart:1 hd4smart:1 ←出力結果
「Data Input Methods」 の追加
左メニューのCollection Method内にある「Data Input Methods」画面の右上「Add」から新規作成します。
各項目はとしては下記のようにします。
Name : QNAP - DiskStatus
Input Type : Script/Command
Input String : <path_cacti>/scripts/QNAP-DiskStatus.sh <ip> <snmp_community>
そして「Create」すると同じような画面で「Input Fields」と「Output Fields」が増えます。
まず、Input Fieldsに下記の2項目を作成します。
(1)
Field [Input] : ip
Friendly Name : ip
Regular Expression Match : (空欄)
Allow Empty Input : (チェックなし)
Special Type Code : hostname
(2)
Field [Input] : snmp_community
Friendly Name : snmp_community
Regular Expression Match : (空欄)
Allow Empty Input : (チェックなし)
Special Type Code : hostname
ipの例
次にOutput Fieldsに下記の4項目を作成します。
(1)
Field [Output] : hd1status
Friendly Name : hd1status
Update RRD File : Update RRD File(チェック入れる)
(2)
Field [Output] : hd2status
Friendly Name : hd2status
Update RRD File : Update RRD File(チェック入れる)
(3)
Field [Output] : hd3status
Friendly Name : h3status
Update RRD File : Update RRD File(チェック入れる)
(4)
Field [Output] : hd4status
Friendly Name : hd4status
Update RRD File : Update RRD File(チェック入れる)
hd1statusの例
以上を追加した結果、下図のようになればOKです。
続いて、「Data Templates」の作成をおこないます。
左メニューのTemplates内にある「Data Templates」画面の右上「Add」から新規作成します。
各項目はとしては下記のようにします。
Data Templates [new]
Name : QNAP - Getstatus(Disk Status)
Data Source
Name : |host_description| - Getstatus(Disk Status)
Data Input Method : QNAP - DiskStatus
Associated RRA's : (すべて選択)
Step : 60
Data Source Active : Data Source Active(チェック入れる)
Data Source Item []
Internal Data Source Name : hd1status
Minimum Value ('U' for No Minimum) : 0
Maximum Value ('U' for No Maximum) : 100
Data Source Type : GAUGE
Heartbeat : 120
すると、Data Source Itemに「Output Field」が追加されているので、
これを「hd1status – hd1status」に変更してSaveします。(既に設定されていたらそのままでOKです)
続いて、「Data Source Item」の右側にある「New」をクリックすると、
「ds」という名前新しいData Source Itemが追加されます。
今度はこの「ds」に下記の通り設定します。
Data Source Item []
Internal Data Source Name : hd2status
Minimum Value ('U' for No Minimum) : 0
Maximum Value ('U' for No Maximum) : 100
Data Source Type : GAUGE
Heartbeat : 120
Output Field : hd2status - hd2status
入力が完了したら、Saveをすると入力内容が反映されます。
同様に、hd3status、hd4statusも作成します。
最終的に下図のようになればOKです。
以上でグラフを作成する準備が出来ました。
次回、実際に取得したデータを使用してグラフを作成します。