vCenterServerによって、複数のESXiホストの統合管理がしやすくなります。
大規模データセンターの管理などには必要となってくるでしょう。
今回はvCenterServerの設置についてのメモ。

 

1. 概要

vCenterServerはESXiサーバ上でゲストOSとして動作します。
テンプレートファイルが既に存在するので、デプロイを行い各種設定を行えば利用可能となります。
なお、1つのvCenterServer内にはvCenterServerのライセンスに紐付けされているライセンスの台数分しかESXiホストを登録出来ません。
ライセンス台数以降は、新たにvCenterServerのライセンスを購入して新しくvCenterServerを設置する必要があります。
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2. vCenterServerの設置(ゲストOSのデプロイ)

vCenterServerのOVAテンプレートを使用してESXiホストにデプロイします。


3. ゲストOSのメモリ容量変更

デプロイが完了したら、メモリの容量を変更します。ゲストOSを選んだ状態での「設定の編集」を選択し、メモリ容量を適宜変更します。

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4. vCenterServerの設定

ゲストOSを起動してコンソールを開きます。起動が完了すると下図の画面が表示されます。下部の「*」の位置にカーソルがある状態です。

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[Login]の左側に「*」がある状態(行が反転された状態)でEnterキーを入力します。
CentOS等と同じようなログイン画面に変わるので下記情報を入力してログインします。パスワードは入力しても画面に表示されません。
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ログインが完了すると下図のように「localhost:~ #」とピンク色で表示されます。
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次にNTPサーバの設定を行います。
デフォルトの状態で運用をすると、DDOS攻撃の踏み台にされ膨大なトラフィックが発生してしまうので必ず対策を行います。
下記コマンドを実行し、ntp.confを編集します。
vi /etc/ntp.conf

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最下部に下記を追加して保存します。
disable monitor

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以上で対策は完了です。

次にvCenterServerの設定を行うスクリプトを実行します
/opt/vmware/share/vami/vami_config_net
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すると、メニューが表示されます。
まずは、IPアドレスの設定を行うために[6]を入力してEnterキーを入力します。
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いくつか質問をされるので、下記のように入力して進みます。
(y = yes, n = noという意味です)
※入力を間違えた場合は「Ctrlキー + Cキー」で中断出来ます。

※下記は設定例です。実際に使用するIPとサブネットマスクに変更して下さい。
Configure an IPv6 address for eth0? y/n [n]:n
Configure an IPv4 address for eth0? y/n [n]:y
Use a DHCPv4 Server instead of a static IPv4 address? y/n [y]:n
IPv4Address []:←設定するIPアドレスを入力
Netmask []: ←設定するサブネットマスクを入力
Is this correct? y/n [y]:y

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最後の「Is this correct?」にyキーを入力すると設定が書き込まれ、メインメニューに戻ります。
間違えて設定してしまった場合はメインメニューで[6]を入力し、再度設定を行って下さい。
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設定したIPアドレスはvSphere Client上からも確認できます。
(ゲストOSを選択した状態で「サマリ」タブのIPアドレス項目)
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次にDNSの設定を行います。
メインメニューで[4]を入力し、下記のように設定します。

DNS Server 1 []:8.8.8.8
DNS Server 2 (optional) []:8.8.4.4

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つづいてホスト名の設定を行います。
[3]を入力し、下記のように設定します。

New hostname [localhost.localdom]:<ホスト名>

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続いて、デフォルトゲートウェイの設定を行います。
メインメニューで[2]を入力し、下記のように設定します。
※下記は設定例です。実際に使用するゲートウェイのIPに変更して下さい。
Choose the interface to associate with default gateway [0]:0
IPv4 Default Gateway []: ←設定するIPアドレスを入力
IPv6 Default Gateway []: ←何も入力せずにEnterキーを入力

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以上で設定が完了しました。最後に設定した情報を確認するためにメインメニューで[0]を入力します。
設定した内容に間違いがなければメインメニューで[1]を入力し、設定スクリプトを終了させます。
もし間違いがある場合は、修正する項目番号をメインメニューから入力して再度設定して下さい。
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localhost:~ # とピンク色で表示されれば設定スクリプトを終了出来ています。
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最後にpingコマンドを実行してネットワーク疎通の確認を行います。
DNSの設定も確認する必要があるため、適当なドメイン名をpingの宛先として指定して下さい。
もしドメイン宛てのpingが通らない場合は、8.8.8.8等のIPアドレスを指定して再度pingを行い、下記を参考に設定を見直して下さい。
スクリーンショット 2016-05-10 10.04.47
再設定を行う場合は先ほどと同様、設定スクリプトを起動して該当する項目を設定して下さい。
再設定を行う場合は先ほどと同様、設定スクリプトを起動して該当する項目を設定して下さい。
/opt/vmware/share/vami/vami_config_net
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続いてタイムゾーンの設定を行います。
本来は始めの青い画面から簡単に設定できるのですが、バグにより設定できないので手動で設定します。
まず、下記コマンドを実行してタイムゾーンの設定ファイルを開きます。
vi /etc/sysconfig/clock
最下部から2行目にあるTIMEZONE=”ETC/UTC”」を下記のように変更して上書きします。
TIMEZONE=”Asia/Tokyo “
※DEFAULT_TIMEZONE」は変更しないで下さい。

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次に下記コマンドを実行してタイムゾーンの設定を有効化させます。
mv /etc/localtime /etc/localtime.bak
ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
設定が完了したら「exit」と入力して、初めの青い画面に戻ります。
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左下部が「Timezone (Current:JST)」となっていればタイムゾーンの変更が反映されています。
もし「(Current : UTC)」となっている場合は設定漏れがあるので前途のタイムゾーン変更を見直して下さい。

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