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Intel Xeon Scalable プロセッサーについて

今回のテックブログの投稿は Intel の CPU についてです。

2017年7月11日に Intel からデータセンター向けCPUの新製品「Xeon Scalable プロセッサー」が発表されました。この製品は、前世代のデータセンター向けCPUの「Xeon E7 シリーズ」、「Xeon E5 シリーズ」の後継に当たるものです。
これまでの、Xeon E7シリーズ(ミッションクリティカル向け)とXeon E5シリーズ(2ソケットサーバー向け)からアーキテクチャが大きく変わり、これに伴って製品名も大幅に変更され、慣れ親しんだ、Xeon E*-xxxx という表記から、「Platinum 8xxx」、「Gold 6xxx or 5xxx」、「Silver 4xxx」、「Bronze 3xxx」という4つのクラスで分類されることになりました。

Intel は各クラスの用途・分類について、以下のように定義しているようです。

Platinum

用途:ミッションクリティカル、リアルタイム分析、ディープラーニング、人工知能
CPU コア: 最大 28
ソケット構成: 8+
メモリー: 最大 12 TB

Gold

用途:大規模コンピューティング、ネットワーク、ストレージ
CPU コア: 最大 22
ソケット構成: 最大 4
メモリー: 最大 6 TB

Silver

用途:中規模コンピューティング、ネットワーク、ストレージ
CPU コア: 最大 12
ソケット構成: 最大 2
メモリー: 最大 1.5 TB

Bronze

用途:小規模コンピューティング、ストレージ
CPU コア: 最大 8
ソケット構成: 最大 2
メモリー: 最大 1.5 TB

このようにプラットフォームが大きく変わると、前世代のCPUが今回のCPUではどの製品に位置づけられているのか毎回混乱することとなるのですが、サーバーベンダーなどからしっかりと情報を収集することが大切ですね。

前世代のCPUから、Xeon Scalable CPUでの後継の型番の目安は一例ですが以下のようになるようです。

Xeon Scalable プロセッサー対応表

E7-8897 v4 (2.4GHz / 24CC / TDP 165) → Platinum 8180 (2.5GHz / 28CC / TDP 205)
E5-2699 v4 (2.2GHz / 22CC / TDP 145) → Platinum 8160 (2.1GHz / 24CC / TDP 150)
E5-2690 v4 (2.6GHz / 14CC / TDP 135) → Gold 6140 (2.3GHz / 18CC / TDP 140)
E5-2650 v4 (2.2GHz / 12CC / TDP 105) → Gold 5118 (2.3GHz / 12CC / TDP 105)
E5-2630 v4 (2.2GHz / 10CC / TDP 85) → Silver 4114 (2.2GHz / 10CC / TDP 85)
E5-2609 v4 (1.7GHz / 8CC / TDP 85) → Bronze 3106 (1.7GHz / 8CC / TDP 85)

サーバーベンダーのラインナップを見てみると、現状は2ソケット用のモデルが最高で、4ソケットや8ソケットのサーバーはリリースはされていないようでした。
毎回、新しい製品が出る度に思うことですが、最上位機種をフルスペックでぶん回すとどんな性能が出るのだろうとワクワクしながら、カタログを眺めています。

今後、弊社でベンチマークを測定するようなことがあれば、このブログでも載せてみたいと思います。

※文中の社名、製品名などは商標または登録商標です。

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