vGPU をつかった仮想ワークステーションの構築についての4回目の投稿です。
今回は、導入ライセンスの注意事項についてまとめたいと思います。

VDI 環境の構築においては、少なくとも2つ以上のメーカのソフトウェアを扱い、構築していくこととなります。
ライセンスの規約は複雑で、把握するにも知識と時間を要します。ライセンスには、一般的にユーザーが「使用権を購入する」モデルか、「利用料を支払う」モデルの2種類に分けられます。また、「使用権を購入」していても、適用の方法によっては、ライセンス違反となる場合があり、注意が必要です。

本投稿では、 VMware Horizon で GRID を使った仮想ワークステーション環境を構築する場合を例に取り、各ライセンスの適用時の注意事項をまとめます。

なお、現時点(2017/5/19)での情報を取り扱っております。予め、ご了承ください。

VMware Horizon

ライセンスを購入および利用のライセンスから選択することができます。
購入ライセンスは、10ユーザー毎の同時接続ライセンスと、保守ライセンスを同時に購入します。
また、構成するサーバーの CPU の数によって購入数が変わります。

利用ライセンスは、クラウドサービスプロバイダーから導入をします。
保守料金を含んだ料金を月額で利用料として課金します。
弊社のプライベートクラウドサービス(SSI Ultra Cloud)ではこのライセンスを取り扱うことができます。

NVIDIA GRID

購入ライセンスのみ提供されています。
ただし、年間サブスクリプションと永久ライセンスの2種類から選択することができます。
構築する VDI の台数によって購入するライセンス数が変わります。

Windows Server OS

ライセンスを購入および利用のライセンスから選択することができます。
購入ライセンスはサーバーライセンスとクライアントアクセスライセンス(CAL)の組み合わせで定義されています。
サーバーライセンスは CPU の物理コア数によって購入数が変わります。
クライアントアクセスライセンスについては、接続のデバイス数、もしくはユーザー数に応じて2種類のライセンスが用意されています。

利用ライセンスは、クラウドサービスプロバイダーから導入をします。
SPLAというライセンス体系で、月額で利用料として課金します。
弊社のプライベートクラウドサービス(SSI Ultra Cloud)ではこのライセンスを取り扱うことができます。

Windows Client OS

購入ライセンスのみ提供されています。
VDAと呼ばれるライセンス体系で定義されております。
接続のデバイス数、もしくはユーザー数に応じて2種類のライセンスが用意されています。

このライセンスをクラウドで利用する場合は注意が必要です。「お客さま専用の物理ハードウェア」 でのみ使用を許諾されており、「マルチテナント型ホスティング環境」 での利用権利がありません。AWSやAzureのようなクラウド環境では利用してしまうと、ライセンス違反となってしまいます。

弊社のプライベートクラウドサービス(SSI Ultra Cloud)では、「お客さま専用の物理ハードウェア」で運用しますので、このライセンスを取り扱うことができます。

まとめ


今回は、vGPUをつかった仮想ワークステーションの構築【導入ライセンスの注意事項】と題して、ライセンス導入時の注意事項を主にまとめました。仮想ワークステーション を構築する上では、様々なソフトウェアライセンスが必要となってきますが、十分に理解した上で導入をしないと、コンプライアンス違反となっていた、という事が考えられます。

次回は、仮想ワークステーション環境を使った3D CAD環境についてまとめたいと思います。

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