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会社名株式会社エレクトリック・マテリアル
創業2001年4月13日
事業概要コンピュータソフトウエアの開発及び販売
モバイルコンテンツの企画・開発・運営
Webサイトhttp://www.elmc.co.jp/
利用システム・SSI Ultra VPS Cloud (仮想専用サーバーサービス) ・まるごとQNAP (プライベートオンラインストレージ)

サーバーのおもりは本来のボクらの仕事じゃないよね

SSI Ultra Public Cloud導入前の課題はどういったものでしたか?

elmc_kitamura

代表取締役社長

北村 晃 氏

スマートメディアを始めとした、数多くのWEBコンテンツを企画・開発・運営する株式会社エレクトリック・マテリアル。
SSI Ultra Public Cloudで運用しているサービスは、大手レコード会社のモバイルコンテンツなど、多岐に渡る。その膨大なコンテンツを、かつては自社でハウジングしていたサーバーから配信していたという。
クラウド化に踏み切った理由と、その成果について伺ってみた。

代表取締役社長 北村氏(以下「北村氏」)「サーバーの維持運営費用がプロダクトの費用として、大きな割合を占めていました。それでも利益が出ていたから『これは原価の部分だから』と自分たちに言い聞かせてやってたんですよね。
いよいよクラウドの時代がやってきた――という時期になって、ちょうどWEBコンテンツの分野でも価格競争が激しくなってきた時期でもありました。クラウドの商品で魅力的な価格帯のものを紹介されるようになったんです。
ハウジングしていた頃はサーバーの構築やメンテナンス、トラブルの時の対応など本来、力を入れるべきこと以外に時間を取られていました。
自分らがやることはサーバーをお守りすることじゃないよね。モノを作ることだよね、ということでそっちに資金も人材も注力することに決めたんです。自分たちの場合プロダクトを自社で持っているというのが大きな強みだったんで、それをもっともっと大きくしていこうと。」

お試しで導入したサーバーが、とにかく速い。
オプションサービスも充実しており、結果的に利用料金が他社よりやすくなった。

クラウドサービスの導入の経緯を教えてください。

elmc_kadota

取締役/開発1部 部長

門田 保彦 氏

――最初は弊社から「とにかく使ってみてください」といった形でお話させていただいたかと思いますが。

取締役/開発1部 部長 門田氏(以下「門田氏」)「高速フラッシュストレージのクラウドサービスで、とても速いことが特徴だと説明を受けてました。ただ自分的にはSSDは高いし、速いんだろうけど懐疑的なところがありました。実際にご提示いただいた金額が予算の範囲内だったので、とりあえずお試しの感覚で発注させてもらいました。
利用してみると、とにかく速い。ミドルウェアのビルドの時、スクロールの速さが全然違うんですね。」

開発3部 部長 石川氏(以下「石川氏」)「サーバーの再起動も時間が掛からないので、メンテナンスなどの時にお客様に説明しやすくなりましたね。『1分で再起動しますので』というとお客様もうん、と言ってくださる。
結果的に、利用料金も他社に比べてSSI Ultra Public Cloudの方が安かったんですよね。
ネットワークストレージが用意されている点も助かりますね。クラウドに移行するにあたってバックアップをどうするかという問題があったのですが、SSIには『まるごとQNAP』というネットワークストレージの商品があったのでこの心配も解決しました。世間には大容量のディスクを抱えたクラウドサーバーはなかなか無いですから。」

門田氏「付与されるIPの数に柔軟性があるのもいいですね。
フィーチャーフォンを含むモバイル向けのコンテンツの配信がメインとなるので、使用できるSSL証明書に制限があり、1つのIPアドレスに1つのSSL証明書という運用となっています。
ただ、コンテンツ自体は小さなものですので、1台のサーバーで複数のコンテンツを運用したかった。そのためには、1台のサーバーに複数のIPアドレスを割当できるプランが欲しかった。
SSI Ultra Public Cloudだと、IPの数もオプションとして選べる点も良かったですね。大きなサーバーに多くのIPを付けることもできるし、小さなサーバーに少数の少数のIPを付けることもできますから。」

性能が高いからそんなにサーバーいらないということになって、2台解約しました。

SSI Ultra VPS Cloudの導入でどのような効果がありましたか。

elmc_ishikawa

開発3部 部長

石川 剛 氏

北村氏「経営者として言いたいのは、もっと費用は落としたいんだよね。調達コストをもっともっと落としたいというのは正直な部分で。」

門田氏「申し訳なかったんだけど、最初に契約したサーバーの内、2台解約したじゃないですか。あれは本当は、性能が高いからそんなにサーバーいらないねってことになって。もともと自社で運用していた物理サーバーをそのままクラウドに移設したんですけどね。」

石川氏「営業がしっかり付いて窓口になってくれるのありがたいですね。サポートセンターに連絡して、返答が翌日とかじゃない。エスエスアイ・ラボだと、質問したらまず当日返事がくる。それで『いついつまでにやります』とか『すぐやります』とか。それがいい。」

北村氏「自分たちでハウジングを続けていたら、資材・人材を割かれ、設備もいずれは老朽化してお客様に十分なサービスを提供できなくなっていたかもしれません。ですのでクラウド化した当時の判断は正しかったと思うんです。
自分たちが本来注力すべきことを伸ばしていける環境を作っていけると思いますね。」