株式会社LUMINOVA JAPAN 様
会社名 | 株式会社LUMINOVA JAPAN |
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創業 | 2005年12月 |
事業概要 | 3次元可視化システムの開発、視覚化ソリューションの提案 |
Webサイト | http://www.luminova.co.jp/ |
利用システム | SSI Ultra Facility (ハウジングサービス) |
株式会社LUMINOVA JAPAN様は3次元可視化システムの開発、視覚化ソリューションの提案をあらゆる産業分野に提供している会社です。関連会社のログログにて建築建材/BIMオブジェクト総合サイト「Arch-LOG」(URL: http://www.arch-log.com/01-Top.html)を運営し、設計から施工に至る様々な業務をWebベースの環境で完結するサービスを提供されています。
「Arch-LOG」運用のために、SSIラボの提供するハウジングサービス「SSI Ultra Facility」をご利用いただいております。
今回は株式会社LUMINOVA JAPAN 代表取締役 香月様をお迎えして、「Arch-LOG」の提供開始までの経緯をうかがいました。
事業内容とサービスについて
建築建材の総合検索サイト「Arch-LOG」を運用
代表取締役社長 |
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香月 創星 氏 |
ー貴社の事業内容について教えてください。
あらゆる産業分野に対して、3DCGをベースにした「見える化」ということに特化した事業を行っています。具体的には建築、不動産、プラント関係、自動車メーカー、製造業などのユーザーに対して3次元可視化システムの開発、視覚化ソリューションを提供しております。
また、レンダリングエンジンそのものも取り扱っており、現在はNVIDIAのテクニカルパートナーとして、IRAYレンダリングエンジンを使ったサービスを一部メーカーに提供しております。
ークラウドで運用することとなったサービスを教えて下さい。
弊社が視覚化サービスを提供している中でも建築分野は柱の事業です。この事業を拡大するために、東映株式会社グループと一緒に株式会社ログログを設立しました。このログログで、建築建材の総合プラットフォームとして「Arch-LOG」という新しいサービスを立ち上げました。Luminova JAPANは「Arch-LOG」の開発・運用を行っています。
AWSとオンプレミスのハイブリッドクラウドで構築
ーその「Arch-LOG」というのはどういったサービスなのでしょうか?
「Arch-LOG」とは、建築設計分野のお客さまに向けた3次元の建築建材の総合検索サイトです。メーカーの枠を超え、様々なキーワードで建築建材のデータ検索することできます。ユーザーは3次元BIMデータをダウンロードして、グラフィソフト社のARCHICADやオートデスク社のRevitなどのBIMソフトで利用できます。また、「Arch-LOG」は建築建材データを提供するだけでなく、クラウドをつかったリアルタイムレンダリングサービスを無料で提供しています。「Arch-LOG」を利用することで、設計から施工にまつわる業務をWebベースの環境で完結できるようになっております。「Arch-LOG」はAWSとオンプレミスのハイブリッドクラウドで構成しており、レンダリングサービス部分でSSIラボのデータセンターサービスを利用しております。
導入プロセス
ユーザーとメーカーのためのオープンなプラットフォームのためのクラウド
ー「Arch-LOG」をクラウドで運用検討された理由をお聞かせください。
3次元設計における問題点としては、2次元データに比べてはるかにデータ量が多く、処理するPCの性能が求められることにあります。「Arch-LOG」ではこの問題を解決するために、ユーザーダウンロード用の簡素化されたBIMモデルデータと、レンダリング用の精度の高いモデルデータの2つを用意しています。ユーザーは簡素化されたBIMモデルデータを使い設計し、レンダリング時には「Arch-LOG」が精度の高いモデルデータで実行します。この仕組みによって、ユーザー側のPCの負荷を下げるだけでなく、統合設計が可能となり、高価なワークステーションでなくてもBIM設計及びレンダリングが可能となります。
また、建築建材データを提供するメーカーにとっても、精度の高いモデルデータをダウンロードされないため、技術流出のリスクなくBIMモデルを提供いただけます。
ユーザーとメーカーにメリットが生まれるオープンなプラットフォームにするためにはクラウドで運用することは必然でした。
海外でもサービス展開できるサービス事業者
ー「Arch-LOG」を運用されるにあたり、どういったサービスを探されましたか?
リアルタイムレンダリングサービスを提供するために、GPUを搭載した高電力なサーバーを利用しています。このサーバーの稼働に耐えきれるデータセンターサービスを探しておりました。また、グローバルな展開も視野に入れており、海外でもサービス展開できるサービス事業者を探していました。
ーSSIラボに導入いただいた理由はどういった所でしたか?
他社と比較して運用コストが安かったことが一番大きな理由ですが、サーバーに精通された担当の方がいらしたことも心強かったです。設置するサーバーがGPUを搭載しているため特殊なのですが、このサーバーがどういう仕組みでどのくらい電力を消費してということまで計算した上で、最適なプランを提案していただけました。機器の故障時もオンコールで対応いただける所に任せられる安心感があります。最先端のスーパーコンピューターをハンドリングできるところは、SSIラボだけでした。
VRを体験中
今後の事業展開に向けて
建築業務フローのパラダイムシフト起こせるようなサービスを生み出したい
ー今後、「Arch-LOG」をどのように拡張していこうと考えられていますか?
有料のレンダリングサービスを提供しようと考えています。無料で利用いただけるサービスについては、解像度などに制限をかけて提供をさせていただいているのですが、有料のプランでは解像度の制限なく、GPUリソースを占有してレンダリングできるサービスを提供したいと思っております。そのためにも、SSIラボにはより安定した高品質なインターネットサービスの提供をお願いしたいと思います。
また、SSIラボの「UC for BIMcloud」と「Arch-LOG」は非常に親和性が高そうなので、たいへん興味をもっています。シナジーが生まれるようなサービスを一緒に考えられるようであれば、そこに参加させていただき、建築業務フローのパラダイムシフトを起こせるようなサービスを生み出したいと考えております。