RAID構成方法 adaptec系の場合
弊社ではかなり早い段階でデータセンターにSSDを導入していますが、実はいままで一度もSSD自体の故障に出会ったことがありません。
故障を減らすために、SSDのヘルスチェックの実施など、いろいろと弊社の秘密のレシピがあるということもありますが、
SSDの突然死の少なさはやはり大したものがあります。
そんな信頼度の高いストレージを採用している弊社のプライベートクラウド/パブリッククラウドサービスですが、
さらなる冗長性のためにRAIDを組んでいます。(オーダーがあればNon RAIDももちろん承りますよ。)
RAIDの構成の手順を、メジャーなRAIDカードメーカーである、adaptec社製とAvago社(旧:LSI)の2つについてメモしたいと思います。
今回はadaptec社製RAIDカードでのRAID1の構築についてです。
カードの機種やファームウェアバージョンによって異なる場合があります。
何かのご参考になれば。
下記の表示がでている状態で、Ctrl + A を押し、Adaptec RAID Configration Utility を起動します。

下記の表示で、 Array Configration Utility を選択します。

Rescan Drives を選択します。

ドライブ情報をアップデートします。

Initialize Drives を選択します。

ドライブを選択(反転表示)した後、[Insertキー]を押し、ドライブを選択します。
ここでは、すべてのドライブを選択し、右側に選択したドライブ名が表示されることを確認します。

Initialize(初期化)します。
上記画面でYesを選択([Y]を押す)します。

Create Arrayを選択します。

RAIDを構成するドライブを選択(反転表示)した後、[Insertキー]を押し、ドライブを選択します。
ここでは、RAID1 Arrayを構成するために、Dev00,Dev01のドライブを選択し、右側に選択したドライブ名が表示されることを確認します。

[Enterキー]を押し、Array設定を行います。
・各項目を設定
・Array Type RAIDの種類を選択
・Array Label わかりやすい適当な名前を入れる
・Array Size 自動で計算してくれるので、そのままで
・Strype Size デフォルトのままで
・ReadCashing デフォルトのままで
・Write Cashing Enable always
・Create RAID via Build/Verifyを選択

上記項目を設定し終わったらDoneを選択(色反転)。
[Enter]を押します。

Array確認をします。
Manage Arrays を選択します。

確認したいArrayを選択し[Enter]を押す。
正しく Dev00 と Dev01(もっと使用するディスクがあった場合はDev02、Dev03…)がArray Membersになっていることを確認します。

SATA HDDのRAID構成(RAIDなし)をします。
Create Arrayを選択
SATA HDDを選択して[Insertキー]を押す。
[Enterキー]を押す。
・Array Type デフォルト
・Array Label わかりやすい適当な名前を入れる
・Array Size デフォルト
・Strype Size デフォルト
・ReadCashing Enable
・Write Cashing Enable always
・Create RAID via Quick Init
上記項目を設定し終わったらDoneを選択(色反転)。
[Enter]を押します。
Arrayの構築が終了しているのを確認できたら、[Escキー]を押して設定画面から抜けます。
RAID BIOSを使用したRAID Array の設定を終了すると、MicroServerが再起動します。
起動時の表示は、
Array#0 – RAID-1 929.99GB Optional
1 Array(s) Found
と表示していることを確認します。

これで、OSから1つのRAIDアレイのドライブとして認識されるようになります。
今回はRAID1の構成について書きました。
様々なRAIDレベルがありますが、要件に合わせて上手く利用すれば
耐故障性や書き込み速度など、より有利な構成が組むことができます。
その辺りについてはまたいずれ。
次回はAvago(旧:LSI)系RAIDカードでの操作例について書く予定です。
それではまた。
故障を減らすために、SSDのヘルスチェックの実施など、いろいろと弊社の秘密のレシピがあるということもありますが、
SSDの突然死の少なさはやはり大したものがあります。
そんな信頼度の高いストレージを採用している弊社のプライベートクラウド/パブリッククラウドサービスですが、
さらなる冗長性のためにRAIDを組んでいます。(オーダーがあればNon RAIDももちろん承りますよ。)
RAIDの構成の手順を、メジャーなRAIDカードメーカーである、adaptec社製とAvago社(旧:LSI)の2つについてメモしたいと思います。
今回はadaptec社製RAIDカードでのRAID1の構築についてです。
カードの機種やファームウェアバージョンによって異なる場合があります。
何かのご参考になれば。
下記の表示がでている状態で、Ctrl + A を押し、Adaptec RAID Configration Utility を起動します。

下記の表示で、 Array Configration Utility を選択します。

Rescan Drives を選択します。

ドライブ情報をアップデートします。

Initialize Drives を選択します。

ドライブを選択(反転表示)した後、[Insertキー]を押し、ドライブを選択します。
ここでは、すべてのドライブを選択し、右側に選択したドライブ名が表示されることを確認します。

Initialize(初期化)します。
上記画面でYesを選択([Y]を押す)します。

Create Arrayを選択します。

RAIDを構成するドライブを選択(反転表示)した後、[Insertキー]を押し、ドライブを選択します。
ここでは、RAID1 Arrayを構成するために、Dev00,Dev01のドライブを選択し、右側に選択したドライブ名が表示されることを確認します。

[Enterキー]を押し、Array設定を行います。
・各項目を設定
・Array Type RAIDの種類を選択
・Array Label わかりやすい適当な名前を入れる
・Array Size 自動で計算してくれるので、そのままで
・Strype Size デフォルトのままで
・ReadCashing デフォルトのままで
・Write Cashing Enable always
・Create RAID via Build/Verifyを選択

上記項目を設定し終わったらDoneを選択(色反転)。
[Enter]を押します。

Array確認をします。
Manage Arrays を選択します。

確認したいArrayを選択し[Enter]を押す。
正しく Dev00 と Dev01(もっと使用するディスクがあった場合はDev02、Dev03…)がArray Membersになっていることを確認します。

SATA HDDのRAID構成(RAIDなし)をします。
Create Arrayを選択
SATA HDDを選択して[Insertキー]を押す。
[Enterキー]を押す。
・Array Type デフォルト
・Array Label わかりやすい適当な名前を入れる
・Array Size デフォルト
・Strype Size デフォルト
・ReadCashing Enable
・Write Cashing Enable always
・Create RAID via Quick Init
上記項目を設定し終わったらDoneを選択(色反転)。
[Enter]を押します。
Arrayの構築が終了しているのを確認できたら、[Escキー]を押して設定画面から抜けます。
RAID BIOSを使用したRAID Array の設定を終了すると、MicroServerが再起動します。
起動時の表示は、
Array#0 – RAID-1 929.99GB Optional
1 Array(s) Found
と表示していることを確認します。

これで、OSから1つのRAIDアレイのドライブとして認識されるようになります。
今回はRAID1の構成について書きました。
様々なRAIDレベルがありますが、要件に合わせて上手く利用すれば
耐故障性や書き込み速度など、より有利な構成が組むことができます。
その辺りについてはまたいずれ。
次回はAvago(旧:LSI)系RAIDカードでの操作例について書く予定です。
それではまた。