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RAID構成方法 Avago(旧:LSI)系の場合

LSIコーポレーションのRAIDカードは、サーバ・ストレージ製品としては非常にメジャーで、弊社でもadaptec製と並んで多く使用しています。


以前新しいサーバー筐体を導入した時に、RAIDカードのファームウェアをインストールしようと思ったらAvago社のサイトに飛ばされて非常にびっくりしました。

Avagoに買収されてたんですね。
 

今回はそんなLSI(現Avago)のRAIDカードの設定の仕方などについてのメモ。
LSIのRAIDカードの設定には、WebBIOSというGUIが用意されてます。
 

WebBIOSの使い方

1. PC電源ON直後の黒い画面で<Ctrl> + <H>を押下してWebBIOSに入る
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2. 設定するRAIDアダプタを選択(画像はアダプタを1つしか設置していないため、1行しか表示されない)

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3. WebBIOS のホーム画面。左のサイドメニューから実行するアクションを選択する

4. WebBIOSを終了するときは、左上の出口のようなアイコンを押下するか、ホーム画面の再度メニュー[Exit]を選択

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5. すると、[Please Reboot your System]と表示されるので、キーボードの<Ctrl> + <alt> +<Delete>を同時に押してPCを再起動させると共に、WebBIOSも同時に終了される

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RAID の新規構成

1. サイドメニューから[Configuration Wizard]を選択

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2. [Add Configuration]を選択

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3. [Manual Configuration]を選択

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4. 左側[Drives]内からRAIDを組むディスクを選択し、[Add To Array]を押下すると・・・

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5. 右側[Drive Groups]内に追加される(画像は4つのドライブを使ってRAIDを組んだ場合)

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6. 使用するドライブを全て追加し終わったら、[Accept DG]を押下

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7. [Drive Group1]が追記されるのでこれで完了。[Next]を押下

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8. 左側[Array With Free Space]に先程作成した[Drive Group]が表示される

[Span]に追加することで使用可能となるので、[Drive Group]を選択し、[Add to SPAN]を押下

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9. すると、右側のスパン一覧に追加され、完了。[next]

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10. RAID Level を適切に選択する(他はデフォルト)
最下部右側の[Update Size]を押下すると、使用可能な容量がその左側に表示される(選択したRAIDレベルによって変動)
設定が完了したら[Accept]を押下

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11. 今回は書き込みモードを「ライトスルー」に設定したので、注意書きが表示されるが →[yes]

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12. 最終確認画面。そのまま[Next]を押下

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13. この設定を保存しますか? → [yes]

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14. SSD Caching を有効にする場合はここで設定。今回は設定しないので[Cancel]を押下

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15. 設定したドライブ内のデータが消えますがいいですか? →[ yes]

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16. 組んだRAIDディスクを初期化(Initialize)していく

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17. [Slow Initialise]を選択し、[Go]を押下

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18. 初期化の最終確認 → [yes]

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19. 左側に進捗状況が表示される 0% → 100%になれば初期化完了
これにて全ての設定が完了したので、ホームボタンを押してホームに戻る

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既存 RAID 構成の解除

1. ホーム画面のサイドメニューから[Configuration Wizard]を選択

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2. [Clear Configuration]を選択した状態にして進む

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3. 本当に初期化してよいですか?→ [yes]

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4. 構成がリセットされる

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RAIDの設定で、キャッシュや書き込みポリシーなどを細かく設定すると、意外なほどパフォーマンスが向上する場合があります。
一度RAIDの設定を見なおしてみるのもいいかもしれませんね。

それではまた。

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