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全文検索サーバー Fess:クローラのパーミッションとは

こんばんはTakeyemaです。
前回は、オープンソースな全文検索サーバー、Fessのインストールと簡単な初期設定について書きました。
今回は、設定しているときに私が引っかかった、「クローラのパーミッション」について書いてみたいと思います。

まず、前回までの設定が終わっているものとして始めます。
管理者でコントロールパネルにログインした後、左メニューの「クローラ」→「ウェブ」と進みます。
設定したクローラの一覧が出ますので、対象となるクローラをクリック。

クローラの詳細設定が出ます。

詳細なドキュメントが公式から用意されています。
https://fess.codelibs.org/ja/13.3/admin/webconfig-guide.html
こちらを見ていただければ大抵の項目は問題なく設定できると思います。

私が引っかかったのは、このうちの「パーミッション」という項目。
公式にはこう説明されています。

この設定のパーミッションを指定します。 パーミッションの指定方法は、たとえば、developerグループに属するユーザーに検索結果を表示させるためには{group}developerと指定します。 ユーザー単位の指定は{user}ユーザー名、ロール単位の指定は{role}ロール名、グループ単位の指定は{group}グループ名で指定します。
ユーザー単位の指定{user}ユーザー名
ロール単位の指定{role}ロール名
グループ単位の指定{group}グループ名

ここで何を勘違いしたのか、「全員に見せたいからこの設定は空欄だろう」と思い、パーミッションの項目を空欄にしてみたんですが、 「管理者にお問い合わせください」と言ったメッセージが出て、検索結果が表示されない!

ちゃんとクロールがうまく行っててインデックスが作成されていても、パーミッションが正しくないと表示されません。

誰にでも検索結果を表示させたい場合、

 パーミッション {role}guest

などのように設定してください。 設定を変更した後、再度ジョブを作成、開始してインデックスを更新しなければなりません。

なお、空欄の場合は、Fessの管理者でログインした場合には表示されました。

FessはOSSとは思えないほど、高機能で検索も非常に速いように思います。
細かいところまで設定できますので、使いこなせるようになればいろいろな場面で活用できそうです。

前回の記事はこちら

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