自宅のネット回線をIPv6化した結果【特別編】
さて、後編にて見事100Mbps近い速度を叩き出した我が家のVDSL環境。
しかしそう世の中は甘くなかった。
なんか遅いのです!
いや速いは速いんですが、
最初にWEBページを開こうとしたときに開かないことが多い!
開いてもCSSとか広告とかが読み込まれなかったりします!
リロードすると爆速で開くのですが
1回でちゃんと開かないサイトがちょくちょくあるのです。
特に自分がよく使うyahoo関係のサービスで多い。
なんかストレス溜まるわ〜
調べますと、同様な問題が起きている方が結構いるみたいですね。
おそらくですがIPv4 over IPv6に問題があるんじゃないでしょうか。
カプセル化の解除とか再カプセル化とか、戻りのルーティングとか。
またサービスによっては使えなくなるものもあります。
ゲームはたいていのタイトルは大丈夫らしいですが、たまにネット対戦などできなくなるものもあるようです。
IPv4 over IPv6の技術では、複数の家庭のパケットをまとめてカプセル化します。
その際、家庭ごとにポートを割り当てることによって振り分けを実現しているのですが、
特定のポートを使用することが必須のゲームは使えなくなってしまいます。
またIPv4のVPNも使えなくなります。
会社のVPNに繋がるんだけどネットワークを抜けていかない現象が起こったときは焦りました。
対処法を調べているうちに何もやらないでVPN抜けられるようになったので一安心ですが、なんとも不安定な感は拭えません。
今のところ使えていますが、非常時に再発されると困る。
まあバックアップの回線もありますので、本当に繋げられなくて困る事態にはなりませんけどね。
…と、当初の目的である4Kストリーミングは視聴できるようになったけど、ちょっと不便にもなった。
そんな話を我社のCTOに話していて、CTOからあれこれアドバイスを頂いていたのですが…
CTOが「それじゃあルーターなんじゃないの?」といった瞬間(やっぱそうか…)との思いに至ったわけです。
CTO曰く、
A社は家電的メーカーだ。
対してB社は昔からNTTと組んで製造しているメーカーだ。
v6はやっぱりB社だろ!
いや、言われてみりゃそうです。
NTTが持ってくるルーターは必ずB社です。
自分の選択が間違っていたことを認めたくなくてA社のルータを使い続けていましたが
ここはもう買い替えてみるしかない!
というわけでamazonで即ポチって翌日には会社に届き
その夜にルーターを交換してみました。
ページの表示がスムーズにできるじゃあないか。
速度はルーターを変える前と大差ない模様です。
A社のルーターを選択したのは私のミスでした。
さすが我社のCTO、見事な分析です!
さらに言うと、我が家から会社のVPNへの接続は問題なく繋がるようになりました。
VPNなどのサービスに関しては、サービスに依る部分が多いので一概に言えませんが、
自分が必要とするサービスは問題なく利用できるようです。
そんなわけで、すったもんだあった我が家のネット回線IPv6化は
非常に良い結果となりました。
ルーターの相性問題などについては、環境による部分が大きいですので
必ずしもこのブログの内容通りに行くとは限りません。
またこのブログはその内容による結果に対して一切の責任を負いません。
あくまで参考程度にお願いします。
では。