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自宅のネット回線をIPv6化した結果【後編】

前編はこちら

あけましておめでとうございます。takeyemaです。
結局我が家の光回線化にあたって、VDSLで妥協することになったのですが、
IPv6化で速くなる(正確には回線の限界近い速度がいつも出るようになる)とのことで
IPv6化を導入することになりました。

さて、IPv6化と言っても色々あって、
今回私が導入したサービスにおける2つの技術について説明します。

IPoEとIPv4 over IPv6です。

この2つはセットで使われますので同じものと勘違いしやすい、
というかプロバイダの説明などでも同じものとして解説していたりするのですが
これらは別々の技術です。

IPoEは簡単に言えばインターネットに接続する方法です。
従来のIPv4でのインターネット接続にはPPPoEという方法が使われています。
プロバイダからインターネットに接続する際に認証を行います。
この接続部分がボトルネックとなり、速度低下につながっています。

対してIPoEですと、認証をせず、直接インターネットに接続しに行きます。
IPoEだとPPPoEのときのボトルネックを回避してしまうわけです。
IPv6の通信ではIPoEによってインターネットに接続できます。

さてもう一つの技術、IPv4 over IPv6とは何でしょう。
これはIPv4の通信をIPv6の通信に入れて送受信する技術です。
カプセル化というやつですね。
これによってIPv6でもIPv4を使うことが可能になります。

この2つの技術を利用することによって通信速度を早くするわけです。

というわけで、自宅の回線はVDSLでIPoE、IPv4 over IPv6ということに決定しました。
一度決めるとことは早いです。
回線業者さんが来て30分ほどで開通しました。

さて、IPv6化の効果は出ているのでしょうか?
早速速度をテストしてみました。

上り下りとも90Mbps以上出ています。

速い。
速いです!

上限の100Mbpsもちょくちょく出ますし、
最低でも70Mbps台です。
平均90Mbpsくらいだと思います。
(計測結果は計測サイトによっても結構違ってきます。)

やったぜ…約2ヶ月間の奮闘が報われた瞬間です。

しかし

そう世の中は甘くなかった。

後編で終了のつもりが、更なる展開を迎えます。
次回【特別編】お楽しみに。

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