1. HOME
  2. ブログ
  3. ブログ
  4. テックブログ
  5. テックブログ
  6. トラフィックの中身を可視化できるElastiflowとは

Article

記事一覧

テックブログ

トラフィックの中身を可視化できるElastiflowとは

はじめまして。技術部の栗原です。
今回のテックブログは、NetFlow監視ツール『ElastiFlow』を紹介させていただきます。

NetFlowとは

NetFlowを有効にした機器からネットワークを流れるトラフィックの統計情報などを取得することができ、
ネットワークの負荷の把握、通信障害が起きた際の原因究明、外部からの攻撃の検知などに役立てることができます。
フローデータは送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号、宛先ポート番号、プロトコル情報などの情報を持ちます。


Elastiflowとは

ElastiflowはELK Stack(Logstash、Elasticsearch、Kibana)と呼ばれる3つのOSSで構成されています。


ElastiFlowの推奨スペック

flows/sec (v)CPUs Memory Disk(30day) ES JVM Heap LS JVM Heap
250 4 32GB 512GB 12GB 4GB
500 6 48GB 1TB 16GB 4GB
1000 8 64GB 2TB 24GB 6GB
1500 12 96GB 3TB 31GB 6GB

見ての通りリソースをめちゃくちゃ使います。。。
自宅や自社でこんなスペック用意できないよって方は、是非エスエスアイラボにサーバの発注を!笑

それではElastiflow構築にかかせないELK Stackについて説明させていただきます。

Logstashとは

Elastic社により開発された、様々な形式のデータを収集・変換できるOSSです。
データを動的に変換・統合・正規化し用途にあったデータフォーマットで、任意のサーバ(今回はElasticSearch)に送信することができます。
JVM(Javaプログラムを実行するためのソフトウェア)上で動作するので、ヒープメモリの設定等が必要になります。
「入力」、「フィルタ」、「出力」のプラグインを使用して、どのようなタイプのデータにも対応できます。




Elasticsearchとは

Elastic社により開発された、全文検索(複数の文書ファイルから特定の文字列を検索する技術)エンジンです。
Logstashと同様にJVM上で動作するので、ヒープメモリの設定等が必要になります。
投入できるデータの形式はjsonのみです。


Kibanaとは

Elastic社により開発された、データ可視化ツールです。
主にElasticSearchに入っている、データをグラフ化する用途で用いられます。




Elastiflowを構築すれば、Kibanaで下図のようなグラフを表示させることができます

これが無料で使えるなんてすごすぎる!!!

Netflow監視ソフトウェアの導入を考えている方は是非、ElastiFlowを採用してみてはいかがでしょうか。

それではお疲れ様でした!

この記事が気に入ったら
いいね ! してください

Twitter で