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BIMcloud® 役割についての解説

BIM × クラウドコーディネーター松岡です。SSIラボテックブログをご覧いただきありがとうございます。

今回のテーマはBIMcloud のアクセス制御に必要な役割について解説しようと思います。役割についてはチームワークプロジェクトを行う上でも非常に重要な制御をする機能ですが、その複雑さ故、どのように設定をすればいいか悩まれている方が多い印象です。このブログでは、デフォルトで用意されている、「フルアクセス」「設計担当者」「準設計担当者」「製図担当者」「閲覧者」について解説し、設定の参考にしていただければと思います。

役割について

BIMcloud の「役割」は、主にチームワークプロジェクトを共有して作業をする際の編集権限を定めています。この機能があることにより、チームに参加するユーザーの技量や、外部協力者との作業で共有を制限したい場合において的確に制御することができ、セキュリティを保ちながら連携したチームワークを実現することができます。

役割については、サーバー管理者グループに所属しているユーザーであれば編集することができます。編集項目は、BIMcloud の管理項目とArchicad® の管理項目の2つに分かれます。さらに、Archicadの管理項目においては、「ツール」「ナビゲーター」「属性」「その他」「詳細、情報」「外部コンテンツ」と6つの項目に分かれ、各項目の機能を設定することになります。各項目を理解して、制御するとなると相当のArchicadに関する知識が必要となるため、不慣れであれば、まずはデフォルトで用意されている役割を利用することが良いと思います。

デフォルトで用意されている役割は10種類です。この10種類の中から、最もチームワークで利用が想定される、「フルアクセス」「設計担当者」「準設計担当者」「製図担当者」「閲覧者」について解説いたします。ただし、解説に関しては、ユーザーガイドや公式のヘルプから引用できるものがなく、あくまで、個人の見解となるので、その点ご了承いただきご覧ください。

役割:フルアクセス

プロジェクト管理者に与えられる役割。プロジェクトのフォルダの作成、チームワークプロジェクトの共有、チームメンバーへの役割の設定などが行えます。また、Archicadにおける制限もなく、すべての機能が利用できる役割です。

役割:設計担当者

BIMcloudに共有されたチームワークプロジェクトに対して、Archicadの機能制限なく利用できる役割。フルアクセスを持つユーザーに管理されるが、マスタ部分の操作が可能でテンプレートで決定する項目の削除修正が可能。

役割:準設計担当者

設計担当者の役割から、主にテンプレートへの編集に制限がかけられた役割。マスタ部分の操作ができなくなり、テンプレートで決定する項目の削除修正もほぼできない。Archicadを使ってモデリングを専門とするようなユーザーに対して適用が想定されている。

役割:製図担当者

準設計担当者の役割から、さらに機能制限がかけられ、共有されているチームワークプロジェクトにおいて製図(図面)のみを作成する役割。編集できる要素が限られているためセキュリティ要件を高めたい、派遣社員や協力業者に対しての適用が想定されている。

役割:閲覧者

名前の通り、共有されているチームワークプロジェクトにおいて閲覧しかできない役割。編集が必要ないユーザーや施主などに対して適用が想定されている。

まとめ

デフォルトで用意されている、「フルアクセス」「設計担当者」「準設計担当者」「製図担当者」「閲覧者」について解説しました。アクセス権の強さとして、「フルアクセス」→「設計担当者」→「準設計担当者」→「製図担当者」→「閲覧者」となっています。解説した内容を参考にしていただき、これからの設定や、すでに共有されているプロジェクトについての見直しをしていただければ幸いです。

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