2018年のBIMcloudのアップデートで、これまでの「BIM Server」が「BIMcloud Basic」と呼び方が変わりました。BIMcloud Basicはライセンス(BIMcloud User License)を購入することなく利用できるサービスです。
今回は、「BIMcloud Basic」と「BIMcloud」の機能比較をわかりやすく、BIM担当 松岡がまとめたいと思います。
(本投稿では、「BIMcloud Basic」を「Basic」として表記して説明します)

目次

チームワーク機能

複数人で同時に編集するチームワーク機能についてはBasicとBIMcloudの機能差はありません。
ともに、遠隔地であっても、BIMプロジェクトをチームメンバーで共有しながら、リアルタイムで編集することができます。メールや共有サイトを使ったデータの交換をする必要がありません。また、他のクラウドサービスではできない同時編集をBIMcloudでは実現します。
ARCHICADデータのクラウド共有をするのであれば、BasicもBIMcloudもこれまでなかったBIMワークフローを実現します。

ライセンス

BasicとBIMcloudの一番の違いは、ライセンスが不要か必須かということです。
BIMcloudでは、「BIMcloud User License」通称 「BUL」 という接続ライセンスが必要となります。BULはBIMcloudへの同時接続を許可するライセンスです。例えば、BULを10ライセンス導入すると、同時にチームワークに参加できる人数が最大10人までとなります。
登録できるユーザー数もライセンス数と同じなのですか?」とよくご質問されますが、答えはNOです。BIMcloudはユーザー登録に制限はありません。制限されるのはあくまで、同時接続数です。
また、BULはBIMcloudのライセンスマネージャーに登録されます。「ARCHICADにBULをセットアップするのですか?」とこちらもよく伺う質問ですが、こちらも回答はNOです。BIMcloudにライセンスがあることで、社外の方とも気にせずチームワークで作業をすることができます。

ちなみに、BULのお値段は1ライセンス 年間24,000円です。10ライセンス導入するとなると、年間で24万円、月に換算すると2万円となります。Basicでは、BULは必要ありませんので、クラウドの利用料だけでお手軽に開始できるというメリットがあります。

対応するARCHICADのバージョン

BasicではARCHICAD 19から22までの中からいずれか1つ、BIMcloudではARCHICAD 19から22まですべて対応します。
Basicでは、インストール時にどのARCHICADバージョンに対応させるかを選択します。例えば、プロジェクトをARCHCAD 22で進めるとすると、BIMcloud Basicを22に対応にさせます。22に対応させたBIMcloudでは、22以外のプロジェクトは保存できません。新たにARCHICAD 23でプロジェクトを進めようとすると、23用に新しくBIMcloud Basicを準備する必要があります。
BIMcloudは、ARCHICADのバージョンを意識することなく保存することができます。BIMcloud Basicのようにバージョンごとに準備する必要がなく、管理が集約されます。
Basicで導入された方は、管理するバージョンが2つになったときがBIMcloudへの移行のタイミングです。

容量の追加

Basicは容量の拡張ができません。BIMcloudは利用状況に応じた拡張ができます。 BIMcloudでは、容量の拡張をBIMcloud Serverを追加することで実現します。容量100GBのBIMcloud Serverが1台だと、保存できる容量は100GB、容量100GBのBIMcloud Serverが2台だと、保存できる容量は200GBというように拡張していきます。
Basicでは、BIMcloud Serverを追加する機能がありません。空き容量が少なくなればBIMcloudへ移行のタイミングです。

フォルダ管理とアクセス権

Basicでは簡易的なフォルダ管理しかできません。BIMcloudでは多階層構造のフォルダツリーを構築し高度な管理が可能です。
BIMcloudでは多階層構造のフォルダ構成ができます。つまり、「親>子>孫」といったように、フォルダの中にフォルダを作ることで、階層的にファイルの管理ができます。また、フォルダごとにアクセス権を設定することができます。例えば、フォルダAでは「設計チームと協力業者」がアクセス可能、フォルダBでは「設計チームのみ」がアクセス可能のように設定できます。会社のファイルサーバーと同じと考えていただければわかりやすいかもしれません。
Basicでは1階層のみフォルダを作成できます。つまり親フォルダしか作れません。同じプロジェクトで「複数案を作成する」といった場合も、案ごとの親フォルダを作って管理することになります。
プロジェクトの数が増え、高度なアクセス管理を求められた場合は、BIMcloudへ移行のタイミングです。

BIMx Proとの連携

BasicではBIMxとのコラボレーション機能は提供されません。
BIMcloudでは、BIMxとのコラボレーション機能が提供されます。ARCHICAD専用ビューワソフト「BIMx Pro」を使えば、BIMxからチームワークのメッセージ機能を使うことができます。想定される用途とすると、現場からiPadで修正依頼を作業チームに指示するということができます。
今後、BIMxとBIMcloudのコラボレーション機能は増えるということですので、BIMxの活用にもBIMcloudの活躍が期待できます。

まとめ

BIMcloud BasicとBIMcloudの機能比較をしてみました。ここでは紹介しきれませんでしたが、バックアップ機能の有無、外部ストレージへのスナップショット機能など、BIMcloudで利用できる機能は他にもたくさんあります。ライセンスを導入する必要はありますが、本格的にチームワークで設計するとなれば、BIMcloudをおすすめします。
しかし、トライアル目的であればBIMcloud Basicでも十分チームワーク機能を体験することができます。BIMのテストプロジェクトで協力業者も入れてチームワークを導入する、まずは設計部だけで導入してみるなど、使いみちは様々です。

弊社でも、BIMcloud Basicに対応したサービスを開始いたします。グラフィソフトジャパンのサポートをすべて受けるためにも、BMAP環境のUC for BIMcloudでご利用を開始してみてください。
以上、担当松岡でした。

UC for BIMcloud のサービスページはこちらからどうぞ

この記事が気に入ったら
いいね ! してください

Twitter で

Comments are closed.

  • Facebookのロゴ
  • Twitterのロゴ

Copyright © 2011 SSI Laboratory Inc. All Rights Reserved.