1. HOME
  2. ブログ
  3. ブログ
  4. テックブログ
  5. テックブログ
  6. Plesk+WordPressでstaging環境を超簡単に用意する(本番反映編)

Article

記事一覧

テックブログ

Plesk+WordPressでstaging環境を超簡単に用意する(本番反映編)

こんにちは。takeyemaです。

前回Plesk上で運用しているWordPressのstagingサイトの設置が大変らくらくちんに行えることについて書きました。
今回はstagingの内容を本番サイトに反映する場合について書いてみたいと思います。

※例によってエスエスアイ・ラボ、そして私はこのブログの内容による結果に対して一切の責任を負いません。
自己責任において実行して下さい。

stagingサイトでWordPress自体のアップデートを始め、新しいプラグインやスクリプト、また新しい記事の制作なども試せます。
そういったテストを行って、いざ本番環境にその変更を反映したい場合、普通のWEBサイトでしたらファイルなどを一つ一つ差し替えるなど手間もかかりますし、ミスも発生しやすくなります。
Plesk+WordPressの環境でしたら、stagingから本番への反映はボタンポチポチでできちゃうのです。

詳細については本家のマニュアルサイトに全て書いてあります。
https://docs.plesk.com/ja-JP/obsidian/customer-guide/wordpress-toolkit.79128/#copying-data-from-one-wordpress-website-to-another
詳細についてはこちらを参照いただくのが一番でしょう。
「複製」と「データをコピー」、そしてその2つの詳細な設定を駆使すれば、細かくstagingと本番サイトの間で変更のやり取りをすることができます。

ただ本家のマニュアルを紹介して終わりだとこのブログの意味がないので、自分が実際に行ったことを紹介しますので、なにかの参考になれば幸いです。
自分がやったことはstagingから本番サイトにファイルもデータベースもまるっと移してしまうことでした。
stagingを利用してサイトの大幅なリニューアルを計画したのですが、WordPressのテーマを変更して、データベースにもファイルにも大きな変更が発生しましたが、まったく問題なくボタンポチポチで作業は完了しました。

PleskコンパネのWordpress toolkitの画面(staging構築のときに使用した画面です)から、stagingサイトの画面中、staging構築のときに押した「複製」のとなりの「データのコピー」を押します。

ネットで検索すると、stagingを複製で作成したあと、本番に反映する時は「複製」のとなりの「同期」を使うように説明されているときがあります。
これはOnyxまであった機能で「複製」と「同期」は対の機能になっていたようです。
しかしObsidianではこの機能はなくなり(Obsidianの最近のバージョンまではあったような気もしますが)、staging→本番への反映は「データのコピー」を使用するようになりました。
(本家のOnyxのマニュアルには「同期」の項目がありますが、Obsidianでは消滅しています。)

「データのコピー」を押すと、コピー作業の詳細を設定できます。

場所のソースはコピー元、つまりstagingになっているか確認。
ターゲットは本番サイトを選択します。
複数のサイトを運用している人はここ大変注意です。
間違えると関係ないサイトがまるっと消えてしまいます。

コピーするデータは今回まるっと移し替えたいので、「ファイルとデータベース」を選択。

「不足ファイルを削除」を選択すると本番ににしかないファイルやデータベーステーブルが削除されます。
まるっとコピーなので、本番にあってstagingにないファイルやテーブルは削除してよかったのですが、ビビって念の為チェックを入れず。

データベーステーブルでは「すべてのテーブル」を選択しましたが、除外のチェックは外しました。
チェックを入れた場合ページ、投稿、ユーザの変更は反映されないようなので。

復元ポイントを作成にチェックを入れると、万が一データコピーに失敗した場合に切り戻しができます。
自分は念の為、さらに本番サイトのバックアップを取っておきました。

ここまで設定したら「開始」ボタンを押してあとは待つだけです。

たったこれだけの作業でstagingから本番へ変更が反映されます。
ただし、今回はサイトまるごとコピーしましたので、サイトの規模によっては結構時間がかかります。
また、「開始ボタン」を押して作業が完了するまでの間、本番サイトは作業中の表示になります。

このようにデータコピー中に結構長いメンテナンス表示の時間が発生することを鑑みて、今回のサイトでは通常の記事更新作業は本番サイトで行うことにしました。
アップグレードやプラグインを試すなど、サイトがおかしくなる可能性のある規模の大きい作業の時に、本番からstagingへの「データをコピー」を実施してstagingを本番と同内容にし、その上でstagingで作業を行う。
stagingでの作業の結果を検証して問題なければstagingから本番への「データをコピー」を行って本番サイトを更新する、、という手順が良いように思っています。

この記事がなにかのお役に立てれば幸いです。

では。

この記事が気に入ったら
いいね ! してください

Twitter で