【開催報告】VDI ユーザー座談会を開催しました
ゼネコンの BIM推進の切り札として VDIが注目されています。ハードウェアやソフトウェアの統合管理が可能になる点、導入教育、現場への展開、セキュリティなど様々なメリットをもたらします。一方で、導入コストや、運用方法、導入事例が少なく、検討のまま進んでいない企業がほとんどです。
弊社は、2017年よりBIMの運用に特化したクラウドVDIサービス「SSI Ultra VDI Cloud」を提供しています。2020年11月25日に、本サービスをご利用いただいている3社にお集まりいただき、座談会を開催しました。
座談会では活用方法や、運用の悩みなどを共有したり、導入検討企業からの質問に回答いただくなど活発な意見交換が行われました。当日の様子をレポートします。
ご参加いただいた、株式会社イチケン様、共立建設株式会社様、大日本土木株式会社様ありがとうございました。 また、会場を快くご提供いただいた株式会社イチケン様、誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
導入経緯と活用例の発表
座談会の始めは各企業の会社概要、導入経緯、活用例を発表いただきました。各社それぞれの課題はありつつも、誰でもBIMに触れれる環境を構築し、地域や部門を分け隔てなく推進していくために導入したと共通した意見でした。また、社内サポートにかかる時間や、メンテナンスの度に発生する移動コストを削減する目的でも効果的という意見があがりました。コンピュータとソフトウェアの管理を BIM推進の担当が請け負うことが多く、大きな負担になっている事例は多いそうです。
質問セッション
続いて、質問セッションです。「トラブル、不具合の対処法」、「VDI 運用の管理体制」、「バックアップの方法」など、悩みや疑問に思っていることをディスカッション形式で話し合いました。運用方法や、対応方法を各社アドバイスしつつ、専門的な質問については弊社の技術サポートが回答し、運用のヒントを持ち帰っていただきました。
また、事前に導入検討企業からの質問を受け付け、導入企業が回答しました。
質問内容は、「BIMの浸透に寄与できた点や期間はどのくらいだったか?」、「費用対効果を上職者に伝える際のポイントは何か?」、「社内システムとの連携はどのようになっているか?」の大きく3つでした。それぞれの質問に対して、具体例を挙げて回答いただきました。まさに、生の声として、導入検討企業は参考になったのではないでしょうか?
5G デモ
5G デモでは、弊社から参加企業に、5Gクイズや5G回線を使ったVDIの操作デモを実演し、速度を体感いただきました。
4G回線でも十分に操作できるのですが、5G回線での操作感に会場全員で盛り上がりました。
まとめ
導入企業にお集まりいただき、座談会を開催することは初めての試みでした。
企業間の技術交流の場所として、運用のノウハウや悩みをオープンにお話しいただくことで、新たな気づきや、改善点を認識いただけたことは大きな意義がありました。
BIMの推進とともに注目されるVDIですが、実際に効果として水平展開され、活発なBIM利用につなげていただけていました。
これからも、エスエスアイ・ラボでは、BIM推進のために最適な環境をご提案・ご提供いたします。
なお、今回の座談会のまとめとして、参加企業にご協力いただき資料を作成しました。
実際に発表で使われた導入経緯のスライドと、導入検討企業からの質問の回答をまとめています。活用いただき、VDI導入のヒントとしてください。