1. HOME
  2. ブログ
  3. ブログ
  4. テックブログ
  5. テックブログ
  6. NASに繋がらない…| サービスとレジストリを確認してみよう
Article

記事一覧

テックブログ

NASに繋がらない…| サービスとレジストリを確認してみよう

お疲れ様です。
技術部 山岡です。
以前、WindowsからNASへSMB接続する際にエラーが発生しました。
私自身が忘れそうなので備忘録も兼ねて記載したいと思います。

環境
・Windows 10 Pro(64ビット)

■実施前に
・WindowsからNASへPing疎通が取れることを確認してください。
・NASのSMBが有効となっていることを確認してください。

エラーの確認

エクスプローラーから「ネットワークドライブの接続」を実施します。

フォルダー欄にNASのアドレスを入力します。
(例)
 \\192.168.0.101\share
 ※バックスラッシュはWindowsでは ¥ となります。

接続ができない場合、以下のエラーが表示されます。

サービスの確認

エラーが起きる原因として、必要なサービスが起動していないかもしれません。
Windowsの検索ボックスに「サービス」と入力してください。

歯車アイコンの「サービス」表示されると思いますのでサービスをクリックし起動してください。

Workstationサービスを確認します。

こちらのサービスが起動していないとSMB接続が不可になります。
Windows起動時に自動起動するようになっていますが、サービス停止状態のため起動してみます。

エラー1075: 依存関係のエラーとなり起動できません。

依存関係の確認

依存関係の確認の為、レジストリエディターを確認します。
Windowsの検索ボックスに「レジストリエディター」と入力しクリックで起動してください。

「コンピューター」とある場所に以下のレジストリパスを入力します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\LanmanWorkstation

すると、右側にいくつかのレジストリキーが表示されます。
その中にある、「DepandOnService」をダブルクリックで開いてください。

MRxSmb10とあれば削除します。
こちらは、Workstationサービスの起動にSMB1.0が必要というものです。
数年前よりSMB1.0はデフォルトで無効状態ため、わざわざ有効にしなくても良いでしょう。
(確かSMB1.0を有効してもWindowsアップデートのタイミングで無効になったと思います)

削除ができたら、Windowsを再起動してください。

サービス確認、SMB接続

Windowsの再起動ができたら、再度サービスを確認します。
Workstationサービスが起動中(実行中)であることが確認できると思います。

それでは、エクスプローラーから再度「ネットワークドライブの接続」を実施してみましょう。
以下のようにユーザー・パスワードの入力画面が表示されたらOKです。
NASのログインに使用しているユーザー名・パスワードを入力しOKとクリックしてください。

最近のWindowsでは上記操作をしなくともSMBでNASに接続ができると思いますが、
以前から使用しているWindowsをNASへ接続したい場合に必要になるかもしれません。

以上になります。
環境やバージョンによって挙動は異なる場合があるため、慎重に対応してください。

この記事が気に入ったら
いいね ! してください

Twitter で